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子供の一言
テレビを見ていた子供が何気ない一言を発した。テレビはおもしろいけどニュースは悲しい。確かにそうだ。大人は当たり前のように毎日ニュースで犯罪、事件、事故、戦争等を見ているが、楽しい話題はほんのちょっとのようだ。
内面からの音
最近ソロピアノの活動が増えたこともあり、何人かのグレイトなジャズピアニスト達の音を聴いてみたら新しい発見があった。
ジャズピアノの場合クラシック等に比べるとソロピアノの分野は特殊で、ある限られた名人達が披露する世界と思っていたので、そういう名人達が普段バンドでやるスウィング感やベースライン、一人でアドリブをどれだけ発展または自由になれるか等のいわゆるテクニック的なことに興味が惹かれていた。だが、今回感じたのはそれ以前の音そのものの出かたというかまあ音色とも言えるのだろうが、そんなところに気づかされた。内面から音が出ている人は聴いていて音が自然に入ってくる。頭で頑張り過ぎているとくどいと感じるし、やはり頭でああしようこうしようと練習したようなプレイはうるさくて中身がスカスカな感じ、等。シダーウォルトン、マルグリューミラー、モンティアレキサンダーを聴いてそう感じた。もちろん私のその時感じたことをストレートに言ってみただけで評価するつもりはない。皆超一流のプレイヤー達で、私なりにその素晴らしいテクニックを認めているプレイヤーだから聴いてみたわけである。マルグリューのはソロライブで若干トゥーマッチになるのはいたしかたないのかな等と思ったりもした。
初めての金魚すくい
この間自治会のお祭りというのがあって、子供の保育園も参加した。肩が痛いと言いながらお神輿をかついで園を一周、その後綿あめ、氷イチゴときて金魚すくいをやることに。。利き腕の左で強引にすくい取ろうとするものの2,3秒であえなく破れ、おばちゃんがそんなに強くしたらすぐダメになるよと言われても全く聞かず、2回目も3秒であえなく終わりました。ほろ苦い金魚すくいデビューでした。
オリンピック
テレビで子供とオリンピックを見てたら「パパー、ここに出てよー」というあまりにストレートな要求(^_^;)「これは若い人が出る会だからパパは出れないんだよ」と言ったものの…?この間公園であまりにせっつかれてついやろうとして失敗した逆上がりを思い出した。
メリダ
数年ぶりに見る映画。娘が見たいというので妻と三人で。自分の意に反した人生(結婚)を歩ませようとする王妃の母に反発して魔女に母親の気を変えさせる魔法をかけるよう取引をする娘(姫)のメリダ。が、その魔法で母親は熊に変えられてしまう。過去に伝説の熊に左足をちぎられた王である父親は母である熊を殺そうと追いかける。魔女が言い残した言葉「運命は変えられる。答えは自分の内面にあるこだわりに気づけば」で母を恨んで引き裂いたタペストリーを縫い合わせる。二日目の日の出を迎えるまでに答えを出せないと母は一生熊のままになってしまうというギリギリの日の出に母の魔法が溶け、やさしい関係を取り戻した親子が抱き合うというハッピーエンド。よく出来た話だと思う。イギリス北部スコットランドなのかどんよりとした天気と暗い森と石の国が舞台だ。私的にはCGアニメのリアルさが好きになれないところもあるのと、サラウンドか何か知らないが、ぶつかったり殴ったりするシーンがうるさすぎてtoo much.今はこれが普通なんだろうけどこういうやり過ぎ暴力的といった私の言う振り切れたのが多いなと思う。音楽でもね。。娘は喜んでいたからそれはそれで良かったけど。
久々の登場
去年はブログたった1件。それも是安さんが亡くなった本当にショックな事のときのみ。せっかくの場だからもう少し書かなくちゃね。
娘も気がつけば早5才。日本語は普通に話せます。誰かが言ってたが、子供は親の言うことはしないが親のやることはすると。自分やかみさんの悪いしぐさを目の前でやられるとしまったーと思う。歌や音楽にもすぐ反応して良く覚えるが、すごいなーと思うのはパズルが上手なこと。これが全然かなわない。保育園でしょっちゅうやってるにしてもすごい。どうやって記憶しているのか手にとった断片(ブロック)をほとんどまちがえないで所定のところにはめ込んでいく。ホント何でそんなにわかるのと言いたいところだ。
是安則克さん逝く
去る9月23日ベースの是安さんが突然逝ってしまった。重度のアルコール中毒を克服し心臓の病をかかえて10何年か頑張っていた。
フリーフォームの演奏でよく知られている彼だが、共に20代の頃から吉祥寺にあった赤いからす等でスタンダードジャズやウタバンの仕事をした。なので、自分が演奏の仕事に復帰して小泉さんから推薦された時すんなりと打ち解けられた感がある。一番惚れ込んだのはその自然なリズム。みんなで一緒にはじまったらまっしぐらにまっすぐ行く。そんなリズム。それとピュアな音色かな。あんな深い重厚なこれぞベースといった音を出す人はちょっといない。基本的には音楽だけの付き合いで、あれこれ話し合ってと言うのも無かったが、その音色同様人柄もピュアな人だったと思う。口を開くとBlokenな発言が多いんだけどね。
ハービーハンコックの曲でほとんど知られていないジェーンのテーマというミディアムスウィングの曲を好きだと言っていた。ちょっと似た感じの私の曲、夕焼けに会いたいも気に入っていたように思う。娘の口をついて出てきた夕焼けに会いたいというタイトルも子供の発想はすごいと感心していた。
わずか6年ほどの間だったけど年いって再会してからの是安さんのプレイは深みと純粋さを増していた。やっぱり音は生きざまなんだとつくづく思う。まだまだ一緒にやりたかったよ。本当にありがとう!
どうぞ安らかに。
Elegant people
70年代にジャズ、フュージョン界に革命を起こしたウェザーリポートの中で最も好きな曲。ピアノトリオでトライしてみました。ソロはフェンダーローズでとっています。是安則克のアルコソロは彼の本領を発揮したものでマジヤバイ!
Solidao
ポルトガル語で孤独。ある午後の一時に何の前触れもなく忍び込む孤独感。そんな心情を書こうとしましたが、出来上がったらセンチメンタルなものになってしまいました。しかもエンディングは霧が晴れたようにはれやかです。妻に贈る曲。
久々のレコーディング
この10日11日と4年ぶりのレコーディングをした。ピアノトリオとしてはなんと32年ぶり。
2年間ピットインでやってきた活動の一区切りということだが、曲がたまりにたまり、絞りこんでも
17曲とることになった。
まあやってみて最終的に10から12曲出来れば御の字というところで始めたのだが、2時間しないうちに9曲録れてしまい、びっくり。6時半頃までやって17曲録ってしまった。やはり気の合った仲間とやるとこんなにもスムースに行くものかと実感した一時でした。
翌日は文字通り予備日ということで、夕方まで余裕をもって録音。無事終了しました。
改めて思うにテイクワンに勝るもの無し。普段良くできているものはうまく行くが、ちょっとあやしいものはミスしたりするということ。普段が大事ということですね。
また一つ良い経験になりました。