Monthly Archives: 4月 2003
断片的な独白(5)
天才とは、どんな人なのだろう。良い面だけ言うとと飛びぬけた能力で人に勇気や活力をあたえたり、時代を引っ張っていく人とか言う事になるが、反面、勝手気まま、超エゴイスト、ジャズミュージシャンだと溢れる才能と共にドラッグ、セックス中毒や反社会的な生き方がお決まりだ。今の管理社会、物質中心の社会の中でドップリはまってたら人は閉塞感を感じる。(まともな人は感じる。それも感じないかいやなことは感じない、考えない人は大勢いるが)そこから逃れる為に、気晴らし、気休めに何かしていることがほとんどだ。(時間つぶしの人生とはだれも考えたくないのでこれも否定する人は多いだろうが)人はだれでも本来の自然な生き方をしたいのに自分で自分をしばることをしている。支配の構造を生まれたときからずっと引きずってきたので人を支配ーコントロールしたいのと同時に何かに支配されたい、はまりたいのだ。
ミュージシャンで天才的なのは、決まってドラッグかセックス中毒なのは、ようするに日常から飛びたいわけだ。しかし、いくら飛んだとしても、あるいは飛んだつもりでも、中毒になったらまた、檻の中だ。無いと不安になるという完全にコントロールされた状態になり元のもくあみどころか、へこんでしまうわけだ。
じゃあ毎日同じことして、地味ーにして、趣味や、カラオケや、酒か何かで気晴らしして生きていくことが幸せなわけでもない。ガーンとはねっかえるか(今の若い人見てるとそれも無いみたいだけど)真綿でじわじわ締められて終わるか、ハネッカエリもドップリも同じ檻の人達ということになる。まず、負けてることを正直に認めるところから始めよう。
フツーにいてフツーじゃない状態。外から見てる分にはまったくフツーなのに、気違いみたいに研ぎ澄まされた状態、エネルギー。
断片的な独白(4)
いだきしん氏のジェンダーの講座に出席すると頭が良くはたらいて、いろいろと言いたくなる。 人って(自分も)本当のこと、本質的な事または、幸せに生きる事と言っても良いことを求めているくせにいざ目の前にそれが現れると怖いのだ。今まで、恨みや不安をバネに生きてきた歴史的な癖がぬけないから。始終まわりや誰かに文句を言ってる人は、20年30年たっても同じように文句を言ってる。不満や文句を自分で作っている様にも見える。幸せになったら、かえってどうしていいかわからなくなっちゃうんじゃないかとさえ思えるほどだ。
同じように、本質的な話や話題はなるべく避けて通るようにしているとしか思えない。TV,マスメディアがそうだし、(避けるばかりか、コントロールしてるし)今、自分がいるバンドの世界も、ジャズという アメリカの音楽をあこがれ、まねてきたのは良いが、そこで止まってるからどうしても表面的になって、スピリチュアルなものが希薄だ。ライトに流すのが主流になっている。あまりマジな話をしたりすると変わり者扱いされる。もともと音楽やっているやつ等く変わり者と言われている人なのに、その人たちに変わり者扱いされたらどうなんだろう?もとにもどっちゃうではないか!例えば、ミュージシャンだったのが、13年もやめてて、また弾きだしたなんて、普通なんだろう?と思うと思うんだけれどほとんどの人は深くは聞いてこない。聞いてくれた人とは話がはずんでいだきしん氏の話やコンサートの話になるんだけれど…。
自分も何もわかっちゃいない人間ですけれど、本来の日本人てこんなもんじゃなかったはず。ジャズが好きでやめられない一人の日本人として、深い気持ちとか魂ある生き方を探求して行きたい。
今のカオス状態からぬけるとさらに淘汰されて、いよいよ本物の時代がくるとい思います。