Monthly Archives: 9月 2023
ますます感じる事
方法論的には出尽くして30年以上ずっと止まっている。対して情報化社会で、情報が行き届いているからみんな同じように上手い。
画一化、均一化の波。
しかし自分を含め過去に聞いたり知って覚えた事しかやっていないから、いくら素晴らしく見えてもそれは過去の遺物なのだ。
一部の突出したと言われる人にしても今言った状態は変わらないのに技術だけ上がっているからそれはTo Muchという事になる。今のトレンドはそういうケースが多い。俗人はそこに流れるが何も残らない。生まれない。
違うステージに立った音を出せないと人は感動しない。
ジャンルは問題じゃないと思う。
単なる分析ではなく感じる事なのだ。
張子の虎とやり過ぎ
高度情報化時代は紛い物の時代とも言える。9部9厘嘘だが、以前は絶対知り得なかった情報が拾える事もある。
感性良くないと屑情報に引っかかるだけ。
しかしつくづくフェイクの時代だと思う。音や映像、SNSいくらでも加工、捏造できる。見た目だけの張子の虎ばかり。人も文化もこの国もちょっと触ったらシロアリに食われた柱みたいにバスっと崩れちゃうみたいな。
話は飛ぶが、音楽でもジャズでも頭でやっている人は音が頭にばかり響いてうるさいだけ。心に入ってこない。
何かTo Muchに虚勢を張ったり酷いのになると脅かしたりするような音が多い。
日本には昔から良いことわざがある。
「過ぎたるは及ばざるが如し」
一丁上がりか、しぶとく潜るか…
単純な人は一見強く見える。
だって悩みも迷いもないから。
でもそういう人がいつまで持つかな?
ちゃんと物を考えたらおかしな事ばかりの世の中だとわかるはず。一丁上がりの人生、俺は私はいったい何だったんだろうと思う事にならないように。。
ミュージシャンの今
ミュージシャンはどんなに楽器や歌が上手くてもそれだけじゃだめだと思う。
今は音楽のロマンだけで生きていける時代じゃないから。
もうそれは終わっている。世界で起こってる本当の事をわかって行かないとだめなんだ。
アスペルガーやオタク的な人が音楽や芸術を得意とする時代は終わっている。社会性があり、トータルな人間がアートを作る時代。
最近思うこと
もうだいぶ前から感じていた事ですが、時代はすっかり変わった。
今までの伝統的な流れの先に未来はないし、何となく右肩上がりで人も世の中も進歩しているのだと思っていた事もあったがそれはない事をわかる。過去の方法論や実績、名誉等何の役にも立たない。自分は今まで何をやってきたのかと思う。
と同時に今トレンドの売れている人や物が未来を開くとは到底思えない。すぐに消費され消えていく。時代はますます細分化、画一化され人間が人間らしさを失っていっている。
いわゆるカオス状態である。
過去が良かったわけでもないから思い出に浸っても意味がない。
悲観論でもいたずらに危機を煽るつもりもないが未来に向かうには本当の事を知る事だ。まっとうにやる事、本質的である事はこんな時代だから一番必要な事なのではないだろうか?その時色褪せた過去の歴史が輝くかも知れない。もう待ったなしの正念場に来ていると思う。世の中も人も自分も。