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『芸妓峰子の花いくさ-ほんまの恋はいっぺんどす-』岩崎峰子著(講談社)

2004年5月 9日(日)

5歳で祇園の置屋に入り、15歳で舞妓になり、連続6年間、売り上げナンバーワンの伝説的芸妓の手記。祇園甲部という花柳界での修練、仕事、人間関係のきびしさもさることながら、この人についてまわる過酷な運命と、それを受け入れ、くじけそうになりながらも決して負けない精神力、どんなときでも父親から受け継いだであろう誇りを失わない強さにおそれいりました。仕事に対するプロとしての姿勢、人の事をわかる感性、感覚の良さは、生まれもってのものに加えて、常に考え、工夫している。また、これからの伝統芸能を次代にきちんと残していくことや全体の事、先の事を常に考えている。「自己保身ばかり考えて、自分だけ暮らせればいいという考え方では、これからの時代は乗り切っていけません。中略、慣れることが日常茶飯事になり、自分がしなくても誰かがしてくれると思うことは依存です。誰かがでは無く、自分自身が自立しなければなんの意味もないのです。何度も繰り返してきたように、祇園甲部の存在意義は、あくまでも女性の自立をめざしたものだったはずです。」(本文より)既婚者で、子供もいる勝新太郎との恋も「自分の頭で考えることをすべてやめ、そのときの利夫さん(勝新)に対する気持ちを素直に打ち明けました」と、自分の気持ちに素直に生きる道を選んだ。80年に芸妓を引退し、その後結婚もされているのですが、現在の活動を知りたいところです。





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Last Updated: 2008/10/21