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断片的な独白(14)

2004年8月 6日(金)

同じ頃にロイへインズの新譜とジョーザビヌルの本に出会った。こう言うと人によっては抵抗があるだろうが、二人とも古いタイプの英雄だ。ロイはただでさえハードな運動量とパワーを必要とするドラムスを炸裂せんばかりのパワーと繊細さでたたきまくっている。基本的なことは若い頃とほとんど変わっていないが、迷いがなく、たたききっているという点ではむしろ以前より進化しているようだ。久々に感動した。一方ザビヌルは少年のころからジャズが好きで好きでたまらなく、なんとか黒人のジャズを自分のものにすることを必死に追求していたようだ。偏執狂といっても良いくらい一直線でわき目もふらず突き進むという人に見えた。ピュアで行動的、戦闘的な人だ。このような時代を引っ張ってきた英雄タイプの人は今はでない。どんな人なのだろう?何か共通項として究極のエゴイストなのだと思う。本人も言っているが人に合わせて適当にやってる奴とは違うと。だからまわりと衝突することを恐れない。つねに戦いの日々だ。以前ミュージシャンやってた頃よく考えたが良い人は成功しないということ。成功していく人は我が強くて人を倒してまでも自分に固執する。傷つけてることすら意識せずに。こう言う人の宿命は人を倒して成功して、いつかまた倒されていくということだ。自分と周りとの関係はは矛盾をかかえている。やがてあがった運も落ちていく。最初から矛盾を孕んでいる以上必ずそうなる。究極のエゴイストの時代は終わっている。大したものだということを素直に感動しつつもこういう人達の時代の終焉を感じた。





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Last Updated: 2010/09/07