ジャズピアニスト関根敏行と、自身が運営するレーベル「ムギギ・レコード」のホームページです。
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断片的な独白(10)
2004年3月 4日(木) この間あるミュージシャンが言っていた。本当にすごいやつは、あいそ笑いなどしなくてもいいけど、技量も無いのが難しい事やってお客に受け入れられないことやるんだったら、にこにこして、わかりやすいものをやる方がいい。同感でした。今の日本(といっても東京中心の話だが)では、エンターティメントとポピュリズム(大衆迎合主義)とがとり違えられているし、かたやシリアスといってもアメリカ、ヨーロッパのコピーの域をでてないから、人に伝わらない。進駐軍ジャズと呼ばれたなかで、一人一人は、魅力もあり、ご苦労もされた方々が多いとは思うが、物まねから入って、本物らしくやるのがかっこいいで終わってるから、今の時代にはもう通用しないんだ。自分をはじめとして、その人の中からにじみでてきたものを人は聴きたいんじゃないかな。ただ受けねらいで、意識で固めたものなんか人は見抜く。第一そんな人に媚びたものは、エンターティメントでもなんでもない、ただ迎合してるってだけ、勝負できるものがないからやってるにすぎない。またそこにのってくるお客もたいした客じゃない。バブルみたいなもんで、すぐ消えるし、虚しくなっちゃうんだ。だから、やる側の人間はもっともっと磨かないとと思う。お客さんが聞いた事ないことでも、こういうのはいかがですかと提供して、聴く側も反応して、文化って成長するんじゃないですか?あらかじめ知ってることだけやってるんだったら、生演奏聴く事もないし、酒場だっていつまも進駐軍じゃ人は去ってくのも当然。卑下でもなんでもなく、自分たちはまだまだ未熟すぎるんだと素直に思う。 <新着記事>
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